いちばんの誕生日

先月で30代最後の39歳になりました。
誕生日の前の日に、4歳の息子がにこにこしながら話しかけてきました。
「明日はお父さんの誕生日だね。いいことあるかもよ!」と。
誕生日の朝、いつものように起きると、突然息子が、
「お父さんはケーキを作るのを、手伝わなくてもいいからね。わかった?」
と呆気なく、家内のどっきり企画をばらしてしまいました。
しばらくすると、息子は自分がとんでもないことをしてしまったと気づき、
その場をごまかすために、歌を歌ったり、踊ったりして、
私に気が付かれないようにしていました。
取りあえず、私は気づいていないふりをして、会社に行きました。
その日は夕方から新入社員歓迎会があり、帰宅が少し遅かったので、
息子は寝ていましたが、冷蔵庫には息子の手作りケーキがありました。
生地は食パン、生クリームは甘みが少なく、
上の面には、チョコレートで何やら私によく似た絵が描いてありました。
それは、眼鏡を置いて、うたた寝している私の絵だそうです。
もうちょっと格好いいポーズにしてくれたらいいものを・・・。
その日、息子の手作りケーキ以外にも、たくさんの方から
お祝いのメッセージやプレゼントをいただきました。
39回目の誕生日、今まででの誕生日の中で、
いちばん嬉しく、心から感謝できました。
今月の15日で息子は5歳になります。
やんちゃなので、ずーっと怒ってばかりですが、それでも彼がかわいい。
今度は私が手作りの料理で、彼の誕生日を祝ってあげたい。
息子が大きくなっても、
「誕生日のこと、俺おぼえてるよ。うれしかったなあ。」と、
言ってもらえるように。
とし