おことば

少し前に出身大学の会報が自宅に届き,恩師であるM先生が定年退職されたことを知りました。
M先生は長い間「万葉集」を研究されていたのですが
それ以外にも近現代の国文学全般に造詣が深く,
「日本の詩歌」という授業は他コース・他学部の学生にも人気でした。

その授業では,主に正岡子規の作品を扱うのですが
(正岡子規はとてもチャーミングな人だとこの授業で始めて知りました。)
それ以上に毎回,M先生の脱線話から出てくる「おことば」が印象深かったことを思い出しました。

M先生が教えてくださったことばの中でもピカイチだなと思うのが

「出会いは別れの始まり」

です。
いやいや,「別れは出会いの始まり」の間違いでしょ!と
ツッコミが入りそうですが,これで正しいのです。

M先生曰く,
「どんな出会いにもいつか別れがくる。そう思って新たな出会いに接したら,
相手(人・モノ)をより大切にできる」
とのこと。
また逆に,「どれだけ嫌な相手との出会いも,『いつか別れがくる』と思ったら乗り越えられる」そうです。

ちょうど今日から4月。
出会いと別れが交錯する季節ですね。
私は別れに嘆くよりも,「いつか別れがくるから大切にしたい」と思えるような出会いをたくさん見つけていきたいです。