来世はジープに乗りたい

こんにちは、ぎょんです。
最近、ペーパードライバーから卒業したく、ときどき運転をするようにしています。
ただ、私のペーパードライバー精神は強靭で、ちょっとやそっとじゃ解消できません。

教習所でやった運転適性テストでD判定を出したことがきっかけで苦手意識が芽生えました。
ここから言い訳タイムです。
その日、免許合宿にいくため私は朝4時に起きて始発に乗りました。
終着で2分乗り換えか~と思いながらウトウトしていると、なんと終着駅に到着してるではありませんか。
走って追いかけましたが、乗り換えの電車はもう見えません。(当然です)
焦った私は駅前にいたタクシーに乗り込み「あの! 走ってる電車を追いかけてください!」と指さしました。
ドラマだったら「任せとけ!」とタクシーのおっちゃんに言われてるでしょうが、
「無理だよ~」と断られました。(当然です)
見事に合宿に遅刻……
そのショックで到着したのはいいもののまっっっったく説明を聞いてなかったのです。
運転適性検査がDなのは当然のことでしょう。

暗雲立ち込めるとでも言うのでしょうか、なんらかのフラグが立った気配をひしひしと私は感じました。
嫌な予感はよく当たる。予感は的中しました。
S字クランクで8回ハマり、ブレーキが下手と怒られ、ビビりすぎて逆に危ないと言われ続けました。
しかし決定打になったのは、道を事前に覚えて車を走らせる教習の最後の方の授業での出来事。
先生は毎回適当に決められており、それまで運よく優しめな先生に当たっていたのですが、その日目の前に来たのは、パンチパーマにサングラスで墨でもこぼしたのかというぐらい黒いスーツの教官でした。
見た目から入るなよと思いました。中身も見た目に負けない怖さでした。
生徒が安全運転をするために熱意のある先生だったんですね、きっと。

とりあえず怖すぎました。
どすの利いた山形弁が響くたびにハンドルを握る手に力が入り、肩が上がります。
当然覚えた道なんてパンチパーマの衝撃で吹っ飛んでます。
「道を間違えました……」
と伝えたところ「そぉこぉを右ィ!!!!」と怒声が轟きました。
私は曲がりました。左に。
「てめぇの右はそっちか!!!」(そりゃそうです)
「違います!!!!!」
「だよなバカ!!!!!」
本当にな! と思いましたが、言いません。
めちゃめちゃ怒られながらなんとか運転をして、教習所まで帰りました。
いっしょに乗ってた友人からも散々罵倒されました。
こうして私は2週間運転が苦手だ~~という思いを募らせながら免許合宿を卒業したわけです。

果たして私が余裕で運転できる日は来るのでしょうか。
誰にも迷惑をかけないサーキットでノロノロ運転がしたいものです。