次回はもっと快適に

青森です。先日名古屋に行きました。目的は、5年ぶりに参加する岐阜の音楽フェス「中津川ソーラー武道館」。名古屋駅発着のシャトルバスを利用するため、前乗り含め2泊しました。

忙しくて、ホテルの予約はギリギリに。
でもまあ一人で寝るだけなんで、とにかくシャトルバス乗り場へのアクセスを最優先に、宿を検索。土日にもかかわらず、運良く名古屋駅直結の安いビジネスホテルを予約できました。最高!!!!

当日。わくわくしながら新幹線に乗り、ホテルの場所を再度確認。ホテル名を検索ボックスに入力すると、真っ先に並んだのは「〇〇ホテル 事件」「〇〇ホテル 幽霊」の文字。
グーグルマップで調べると、めちゃくちゃ口コミ数が多く、多くの人が「立地は最高だがここはやばい、二度と利用しない」という内容を、力のこもったオリジナリティ溢れる長文で書いていました。人間が長文で口コミを書くのは、評価が本当に最高のときか、本当に最低のときです。後者でした。
最悪やんけと思いながら、今更キャンセルするのも…と腹を括りました。怖くて「〇〇ホテル 事件 部屋番号」はクリックできませんでした。

ホテルのアクセスは本当に最高でした。その最高さが、不安を掻き立てます。
ロビーはめちゃくちゃ暗い。「節電やな」と捉えます。
ルームキーを預かり部屋へ。鍵を刺すと電気がつくやつですが、すでに何かが刺さっています。
「?」と鍵を刺すところを見ると、謎の棒が無理やり突っ込んでありました。ひしゃげた棒。取ろうとしても1ミリも動きません。「手間を省いてくれたんやな」と捉えました。
そして目に飛び込んでくる、ド派手なベットカバー。アニマル柄、正確にはゼブラ柄とヒョウ柄とキリン柄のパッチワークでした。「強そうやしな」と捉えました。面白かったので写真を撮りました。
禁煙室を選んだのですが、カーテンを見ると、焦げた小さな穴がたくさんありました。しかもカーテンは外れかけ。ここで一気に真顔になりました。
なお、Wi-Fiのパスワードはなぜか5つあり、「このどれかで繋がります」と書かれていました。まあこんなん最初のやつでいけるやろと思い試すと、ちゃんと5番目で繋がりました。些細なことですね。

この部屋で過ごす時間をなるべく短くしたいと思った私は、部屋のシャワーを使わず、近くの銭湯へ行きました。サイトを見ると小綺麗でした。しかし実際の浴場を見ると、サイトの写真とは似ても似つかない古さ。写真はイメージですって書いてた?
そしてこれは私が注意書きを見落としていたのが悪いのですが、浴場にはシャンプーはおろかボディーソープもなし。
ボディーソープはあるやろと思い用意していなかったので、仕方なく手持ちの洗顔フォームで体を洗いました。ボディーソープで顔は無理やけど洗顔フォームで体はいけるやろ。
そしてドライヤーは1分20円。10円玉以外使用不可。脱衣所に両替機は無し。70円しかなかったため、私は3分しか使えませんでした。このキャッシュレスの時代に70円あるだけ褒めてほしい。
ボブとはいえ3分では生乾き。BIG CITY 名古屋の臭い風に、残りの乾燥を委ねました。

ホテルに戻りさっさと寝ようとすると、隣の人の「寝返り」の音。パンチしたら壁破れるんちゃうかな。もちろんいびきも聞こえます。2時間くらいしか眠れませんでした。

寝不足でへろへろでしたが、フェス自体は大満足。吉川晃司は股下5メートルありました。シンバルキックも見れました。
私は「次回はもっと快適に」をモットーにフェスへ参加しているので、フェスに参加するたび、服装や気温、飲んだペットボトル飲料の本数、最終バンドのアンコールまで見た場合の帰りの混み具合など、細々と反省点をスマホに書き留めて、次回参考にできるようにしています。今回も5年前のメモを元に準備をしました。
今年の反省には「どんなに忙しくてもホテル予約時は口コミをまじでよく読む。」と書きました。絶対に次に生かします。

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