脱走からの成長

こんにちは。
おたかです。

息子の保育園では,毎週木曜日に体操教室の時間があります。
体操の先生が来て,跳び箱や鉄棒,マット運動などをサポートしてくれます。

息子はこの時間が大好きで,2日前ぐらいから
家で「たいそう!せんせい!たいそう!せんせい」とキラキラした目でうったえてます。

しかし,ここまでは遠い道のりでした…。

(2021年11月ごろ)
保育園から,「体操教室をやろうと思うので,希望する方は申し込み用紙に記入してください。
参考に,今週お試し体験をしたときのようすを,DVDでお渡しするので,家で見てご検討ください。」のと連絡がきました。

息子が寝静まってから,早速夫と鑑賞。
開始数分で嫌がり,部屋から脱走を試みて抜け出そうとする我が子の姿。
先生が抱っこして部屋に戻し,何とか遊ばせますが,その後何度も逃げ,
とうとう後半は,画面から姿が見えなくなりました…。

「やっぱりな」と我々夫婦の共通認識。
彼は初めてのことに,いつも人一倍警戒するのです。
連絡帳にもよく,「今日は初めての●●をしました。息子くんは怖がってましたが,お友達がやって大丈夫だと安心すると,
ゆっくり参加してくれました。」と何度書かれていたことか…。お友達,いつも先に走ってくれてありがとう。

「でも,絶対体動かすの好きやし,先生たちには悪いけど,慣れたらいつも平気やから,とりあえず申し込もう!」
と申し込み用紙を提出しました。

(2022年2月ごろ)
以下,連絡帳の内容をふくみます。

・体操教室1週目。
いつも見ない体操の先生がやってきて,いつもと違う部屋の雰囲気に大泣き。
保育園の先生たちが必死にあやして安心させますが,「いいから早くここから出せ!」と言わんばかりの大号泣。
仕方ないので,部屋から出して,息子のみ別の部屋から楽しく遊んでいるお友達のようすを鑑賞。
それは食い入るように見てたそうです。
「興味はあるはずなので,少しずつ慣れてもらいますね!」
先生たちの頼もしいコメントに感謝の一日でした。

・体操教室2週目
遊具を出し始めると,またいつもと違う雰囲気に大泣きの息子。
先生たちは「この雰囲気に慣れてもらう!」と特別措置として,まずは1つ下のクラスに交じって体験。
そのあと自分のクラスに参加すると,先週よりも泣かずに,マットを歩くなど少しだけ参加しました。
息子にVIP待遇の自覚はあるのか…。

先生たちの配慮に感謝と申し訳なさいっぱいの一日でした。

・体操教室3週目
ようやく雰囲気に慣れてきたのか,今日は体操の先生が来ると「あ!」とうれしそうな息子。
遊具を準備し始めるとわくわくして見てました。
今日はお友達と一緒に,マットを歩いたり,トンネルをくぐったり,平均台をゆっくり歩いたりできました!

保育園にお迎えに行くと,先生たちが「息子くん,とっても頑張ってました!」と我が子のように喜んで話してくれる先生たち。
その勢いにおされましたが,私も「良かったです」とホッと一安心しました。

こうして約1か月かかりましたが,
無事に体操教室を楽しみ始めた息子。

今では,壁に足をかけて逆立ちしたり,
先生にサポートされながらですが,大縄飛びに入ったりできるようになりました。

初めは脱走からのスタートでしたが,
楽しい時間が増えて,良かったなとしみじみ思います。

そして,母も息子の体力についていくことができるように,運動しないと…と思う今日このごろでした。