ちょっとイングリッシュ Article1

お礼を言う表現はもちろんThank you.ですよね。

では,それに答えるときは何と言いますか?
中学校の教科書では,
You are welcome.「どういたしまして。(=歓迎ですよ。)」と教えています。

しかし,実際の会話では,
It’s my pleasure.「それは私の喜びなんです。」
とか,
The pleasure is(all)mine.「その喜びは(すべて)私のものです。」
とか,もっと簡単には,
My pleasure.「私の喜びです。」
などと言うこともあるようです。

私の学生時代はイギリスで使われる表現として,
Not at all.「なんでもないですよ。」というのも学びました。
日本語の「どういたしまして。」はこれに近い感覚ですね。

お礼を言われて,
その行為・発言に対してへりくだるのが日本式(英国式)だとすれば,
米国式はその行為・発言の価値を認めた上で,
「あなたのためではなく私のための行為・発言なんですよ」と
その行為・発言を自発的なものにするものと言えるでしょう。

お礼を言って,
「あなたがうれしく思うと私がうれしい。」
と言われるとうれしくないですか?

今度,英語で道案内などしてお礼を言われたら,
My pleasure.って言ってみてはどうですか?
あなた自身,ちょっとうれしい気分になるかもしれません。

この英語コラムは不定期に続きます。(Mr. N)

次の記事

小さく感動