ガッショウレンコウ・・・

昨年,ある日本語の検定試験を受けた。
60分で「文法」「敬語」「語彙」・・・などみっちり。
受験など久しくしていない頭には集中力を保つだけで精一杯。

「漢字」の項目の問題に
「次の漢字を書け。ガッショウレンコウ」とあった。

ガッショウレンコウ・・・?
ガッショウレンコウ・・・?

異国情緒漂う語感に灰色の脳細胞が一瞬ぴくりと反応するが
どんな漢字なのか,どんな意味なのか,どこで聞いた言葉なのかも
全く思い出せない。

ガッショウレンコウ・・・はとばして
次の問題へと進み,残り時間10分で最後の問題までたどり着いた。

空白のママの解答欄「   」ガッショウレンコウ・・・?

ガッショウレンコウ・ガッショウレンコウ・・・としばらく唱えていると
突然,脳内にある情景が浮かび上がった。

窓を開けた教室,蝉の声,入道雲,汗をかきながら授業をする教師。
そして黒板に「合従連衡」の文字!

そうだ!共通一次試験(センター試験ではなく)を翌年にひかえた高校2年の夏休みの漢文の補習授業。暑くて眠くてだれきった生徒たちに,口角泡とばし,漢文の教師が説明をしてくれた四字熟語だ。

「合従連衡」-状況に応じて各勢力が同盟や離反する様子のこと。
(中国の戦国時代に強大な秦と,それを囲む漢・魏・趙・燕などの6つの小国との同盟の状況の故事)

わたしは解答欄に自信を持って書いた「合従連衡」

人間の「脳」って不思議だ。
数十年間一度も使ったことのない四字熟語がフイによみがえってくるのだから。

人間万歳!

デイトレーダー志望