何が悪いかより何が良いかで悩みたい

お酒の話をします。

とはいえ、僕はとりたてて酒豪というわけでも、詳しい訳でもありません。
お酒を飲むときの緊密な空気というか、親しみに満ちた感じがよい、と
大多数の人が思うようなことを同様に思っているだけです。
そしてそう思って飲んでいるうちに、本当に美味しくなってきた。
ビールは甘い。日本酒は芳しい。カクテルは魔法だ。でも名前はちっとも覚えられない。
最近、自分は酒飲みだったじいちゃんに似てきたのかもしれないと思います。

学生時代から通っている京都のとある焼き鳥屋で。
炎天下を一日歩き回ったあと、帰り着いた心地でビールを一杯。
そのあと、冷えた透明の徳利と猪口に、きりりと辛口の冷酒。
ため息。

最近よく行くようになった梅田のクラシックバーで。
おじいちゃんマスターのオリジナルカクテルを頼む。その名を「ラフマニノフ」。
クラシック好きなら一度は「ラフマニノフひとつ」と頼んでみたいはず。
ラフマニノフを聴きながら「ラフマニノフ」を飲む、という贅沢。
ため息。

信じられないくらい暑さの続いている初秋末ですが、
ビールの美味しい季節が続いていると思えば、少しうれしく…なりませんか?
夏バテしたりとしんどいことも多いですが、良い面も見つけて、できれば楽しくやっていきたいところです。

乾杯!

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