小さな幸せ

最近、息子(四歳)と会話ができるようになってきました。
今までは、息子の話すことを一生懸命理解しようとするか、
私から話しかけても違う話に変わってしまうことが多かったです。
ところが、1ヶ月ほど前から、息子と会話が少しできるようになったなあと
思うことが多くなりました。
ある日、息子と二人で公園で遊んでいました。
息子: 「お父さん、う○ちが出そう。」
私:   「おいおい、ちょっと待て。ここにはトイレがないで・・・。
     家まで近いから、すぐに家に帰ろう!」
息子: 「『近い』ってことは、『すぐに着く』ってことだよね。
      じゃぁ、大丈夫・・・。」 ←びっくり1回目
このときでした。
息子と会話をすることができている、と気づきました。
息子は『近い』っていう意味をちゃんと理解して、別の表現を
自分の思う言葉で、説明したんです。
今までは話をしても、まともな答えなんて返ってこなかっただけに、
息子の成長にマジで感動しました。
この成長ぶりに親の欲を出してしまい、
う○ちを我慢している息子に、質問してみると、
私:   「バナナが3本ありました。お父さんから1本もらいました。
     さて、全部で何本でしょう。」
彼は、色々な意味でもじもじしながら、指を使って数えていました。
指を使って数えるなんて教えてないぞ。どこでそんなこと知ったんや・・・。
息子: 「うーん・・・。4本!」
私:   「正解!」 ←びっくり2回目
さらに、試すと、
私:   「バナナが4本ありました。1本食べました。
     さて、残りは何本でしょう。」
息子: 「うーん・・・。4本!」
私:   「何で4本なん? 4本のままやったっら、減ってないやん。」
息子: 「大好きなバナナだから、3本になるのはいや。
     だから、4本がいいの。」 ←びっくり3回目
計算の答えを言えたはずなのに、それに勝る自分の感情を答えにする。
この息子の理由と気持ちに、私はノックアウトです。とても深いです。
そして、嬉しかったです。
計算の答えがどうこうではなく、彼がどう思って、どう考えたのかが
わかる出来事でした。(ちなみに、う○ちは大丈夫でした)
こうやってみると、子どもは私が気がつかないうちに、
みるみる成長しているのかもしれません。
そして、その成長している彼にもっと気づいてあげることが
大切なんだと思いました。
今週の土曜日、息子と公園で遊ぶ予定です。
また息子の新たな成長に気づけるといいなあ。
とし