無伴奏

先日(といっても10月末)、
大学の後輩(といっても在学期間かぶってない)の結婚式に呼ばれ、
久しく会っていない顔ぶれ(こっちも9割方在学期間かぶってない)とも会い、
あたたかい時間を過ごさせてもらってきました。
拙いながら、ピアノも弾かせてもらってきました。

大学の頃からほそーくながーく続けているピアノですが、
練習にかける時間も今はほそーくほそーーくなっていっていて、
現在、最強(最凶)になまってます。

披露宴で弾かせてもらったのは2曲。

 ・A Whole New World (『アラジン』のあれ)
 ・Moon River (『ティファニーで朝食を』のあれ)

新郎新婦のお色直しの退場曲だったのですが、
きちんと聞いてもらったならば、
それはとても誉められるものじゃありませんでした。
「これはまずい…」
と帰って翌日は練習に励んだ(遅い)ことは言うまでもありません。

◆◆◆

来年6月にまた大きなコンサートがあり、
そこでは10年ぶりにショパンを弾きます。

大学2回生の春、初めて人前で弾いたのがショパンの夜想曲1番。
秋に演奏会で弾いたのが19番。

自分では夜想曲しか弾いたことないくせに、
まわりがみんなショパンを弾くので、
以来ずっと選曲を避けてきました。

来年、30代になって最初の演奏会。
今になってショパンを弾きたいなと思ったのは、
偶然か、何かの気持ちの働きか。

◆◆◆

最近、眠れないなと思ったら、
カザルスの無伴奏チェロ組曲を聞きます。
とても「力」を感じる音楽です。
包み込むでも、飲み込むでもなく、といって圧するでもなく。

そんな境地に達するのは、いつのことやら。
今は黙々とハノンで指ならしをする、この頃です。

ue

前の記事

刺激的な体験

次の記事

完全燃焼