ちょっとイングリッシュ Last Article

1987年にリリースされたU2のアルバム「The Joshua Tree」は20年あまりを経てもまったく色あせることはなく,私としては現在に至るまでこのアルバムを超える洋楽アルバムに出会ったことはありません。
珠玉の名作がつまったこのアルバムの中に,
「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」という曲があります。
これも,この20年間で何百回と繰り返し聴いた曲なのですが,
「おや?」って思いませんか?
この文を訳してみると:
I still haven’t found what I’m looking for.
(わたしは探しているものをまだ見つけていない。)
これはもちろん現在完了の文ですが,
「まだ~ない」ならnot ~ yetじゃないのかなって思いますよね。
どちらにしても日本語の直訳では同じになるので違いがわかりにくいですが,
not ~ yetは「まだ~していないけれど,(近い未来に)~する見込みがある」
というニュアンスなのに対して,
stillを使った否定文は「~していない状態がずっと続いている」という意味です。
その意味をくんで訳すとすると,
「わたしはあいかわらず探しているものを見つけていない。」となります。
つまり,これは完了用法ではなく,否定の継続用法なんですね。
ところで「ちょっとイングリッシュ」は今回が最終回です。
Mr. Nはこれからwhat I’m looking for=「私が探しているもの」を見つけるための旅に出るからです。
Mr. Nは旅のどこかでその「探しているもの」を見つけられるのでしょうか?
どこかでMr. Nを見かけたら,声をかけてくださいね!
See you sooooooooooon! Bye!(Mr. N)