手慣れた母は
こんにちは、julieです。
我が家には大きな亀さんが二匹暮らしています。
クサガメのぽんちゃんは、息子が2歳の時にペットショップで購入。とっても小さくて甲羅の大きさはペットボトルのキャップほどしかありませんでした。ぽんちゃんは可愛らしくグングン成長し、16年たった今、18センチの立派な甲羅を背負っています。
ミシシッピーアカミミガメのガメちゃんは、8年前の朝、犬の散歩中に道路の隅でうずくまっているところを保護しました。このまま見過ごせば間違いなく車にひかれて…と思うと通り過ぎることができず、持っていたビニル袋に入れて連れ帰り、息子と共に近所の交番へ届けに行きました。交番のバケツに入れられた巨大な亀さんは、警察署で預かられた末に我が家の一員になったのです。
そんな二匹の亀さんは、吐き出し窓に増設したテラスにて、のんきに暮らしています。
写真手前のぽんちゃんは、毎年6月に卵を産みます。かれこれ十数年前、ひとり暮らしのぽんちゃんが初めて卵を産んだときは驚きました。調べたところ、雌の亀さんは無精卵を産むのだそうです。とうぜん無精卵なので子亀が誕生することはありません。それから毎年、ぽんちゃんはウンウンと長い時間をかけて十個前後の卵を産むのです。初産卵から数年間は、どうすることもできない卵でも何だか名残惜しい気がして、しばらくカゴに入れて眺めたり、ひしゃくに入れておいたりしたものです。土の肥やしになるかもと、庭にばらまいた年もありますが、さすがに見た目が恐ろしく家族からは不評でしたので、庭にまくのは一年限りとなりました。
そして、今年も夏を迎える前にぽんちゃんがウンウン頑張りました!
昼夜をかけて12個の卵を産み終えたのを確認した私は、ビニル袋を手に取りサッサッサと卵を回収。袋の口をクルっと結んでゴミ箱へポイと。
「怖~っ!」「ひどぉ~!」
そんな声を浴びながら、「だってしょうがないじゃん。腐るだけだし」と、今年も非情ぶりを発揮したのでした。