「敦賀駅」を作りました
おくらです、タイトルは空気読んでつけてみました。
先日、隣のデスクのrisaさんから、電車好きの長男に敦賀駅のペーパークラフト(大阪駅で配っていたそうです)をいただきました!敦賀駅といえば、10月に弟の結婚式で金沢に行った折、北陸新幹線への乗り換えに使ったばかり。さっそく子どもたちが寝た後に、シン・敦賀駅の建設にとりかかりました。
A4サイズの厚紙にハサミを入れて、駅舎を切り抜きます。ぱらりと落ちた紙の切れ端を見ると、同じ形のものが2枚…。
いきなり嫌な予感。
なんとA4と思われた敦賀駅は実はA3サイズが二つに折りたたまれたものでした。それを重ねたままジョキジョキしたため、裏面は切り取り線と全然違う形に切り取られています。
…初手でやってまった。どうする?やめるか?このまま敦賀駅なんて存在しなかったことにして捨てるか…?
何しろ私は手先が不器用すぎて、ミニ四駆の工作ですら弟にアウトソーシングしていた暗い過去があるほど。我が子よ、お前が好きなのは電車であって駅ではなかったね。心がすぐ折れてしまうダメな父を許せ。
ゴミ箱に手が伸びたその時、若かりし頃の親父の姿がフラッシュバックしました。(註:現在元気いっぱい70歳)そういえば、自分が子どものころ、恐竜のペーパークラフトをたくさん作ってくれたなあ。紙の恐竜どうしを戦わせて、何度ぶっこわしても懲りずに買って作ってくれた親父…。おお、次は私の番なのですね。
ここで止めるわけにはいかない。燃えろ!おれの父性愛(アガペー)よ。
炎のオーラをまとって復活!いびつに切り裂かれた厚紙をセロハンテープで補修して再始動です。
しかし悪戦苦闘は続きます…。のりしろが小さくてくっつかない。
微妙な凹凸を作るための山折り→5ミリで谷折りが難しい。こんなん戸愚呂兄の指しか無理やろ。ピンセットを出動させても緻密なデコボコが面倒すぎる。駅舎は普通に直方体ではだめなのか。そしてV字の屋根は何なんだ。これ、積雪に耐えうるのか?駅界隈ではこれが流行りのオサレなの?モテる駅のワンポイントですか?
敦賀駅を設計した人に悪態をつきつつ格闘すること約3時間(笑)、ついに開業です。
どやッ!
やはり間違って入れてしまった斬撃のあとが致命的に目立つな…。
ギャオスの超音波メスで切られたってことにしよう。
翌朝、満を持して子どもに見せると大喜びです。「お~~!」と叫んで早速遊んでくれました。
ありがとうrisaさん、ありがとうJR西、ありがとう敦賀駅…、ありがとう全ての電車たち。そしておめでとう自分。
……ん、こいつ何か勘違いしていないか?