節分

毎年,太巻きを食べるのですが,うちは市販のものです。子どもの頃は母が桜デンプンたっぷりの太巻きを作ってくれていました。大分出身だからだと,本人は言ってましたが,基本的に味付けが甘めです。かんぴょうは長いままは入っていたで,かみ切れないまま,先にかんぴょうだけ食べていました。あとに残る具材は,甘いしいたけ,たまご焼き,桜デンプンと三つ葉。ゆでて,くたっとなった三つ葉が結構好きでした。その手作り太巻きを恵方に向かって,黙って食べていました。あの懐かしい味は自分には出せないですし,好き嫌いの激しい息子達は食べてくれませんので,作りません。でも,息子2人ととも行事ごとは楽しみたいので,太巻きを食べて,豆まきはするようにしています。

今年は土曜日でしたので,午後イチに太巻きを買いにスーパーに行きました。まず目に入ってきたのは,山盛りの「海鮮巻き」。あとに続くのは「黒毛和牛の肉巻き」「とんかつ巻き」「サーモン巻き」「ぶり巻き」。もちろん,定番の太巻きもありました。種類がたくさんで迷ってしまいました。

一緒に買い物についてきてくれた小1の次男坊は1本まるっと食べる気まんまんで,彼の定番の「とんかつ巻き」をチョイス。とんかつ好きです。家で留守番をしていた小4長男坊ももちろん1本食べます。サーモンが大好きなので,サーモン巻き(分厚いサーモン入り)を買いました。主人用に「海鮮巻き」。私は定番の太巻きと迷いましたが,贅沢な「ぶり巻き」にしました。

夕食時。長男が,今年の恵方は「東北東北東」やな!と自信満々に言うので,笑いました。響きは合っているように聞こえましたが,2個多いねん・・・。方角は,携帯に方角アプリをダウンロードして「東北東」をチェック。現代っ子です。1人その方角を向き,一言もしゃべらずサーモン巻き1本を平らげました。そんななか,次男は巻き寿司をレンジで温めており・・・確かに中身はとんかつですが,ご飯は寿司飯です。「温かい方がおいしいねん!」というので止めはしませんでした。レンジから出すと熱すぎて食べられなかったらしく,すぐには食べず。しばらく冷ましてから,1本食べきっていました。大人でもおなかパンパンになるのに,ほんとうによく食べます。うまかったそうです。

食べた後は豆まき(順番ちがうかもしませんが・・・)。うちはマンションなので,外に豆をまくと鳩がきて,苦情になる可能性があるので,ひかえめに。主人が次の日の朝に豆を掃除していました。なんとも・・・。

仕上げに「暗闇でお菓子を投げて拾う」豆まきもしました。これは私の家の伝統?になっている行事です。私自身,子どもの頃はこれがとても楽しみでした。そのまんまですが,家中の明かりを消して,母が暗闇の中で小分けになった袋入りのお菓子をばらまくので,子ども達がそれを拾うという行事です。食べ物は投げるな!と教えられましたが,その日だけは投げて・ひろってを楽しみました。うちの母は毎年なぜか殻付きピーナッツも混ぜていたので,終わったあとは大惨事でしたが・・・(踏みつけたらボロボロになるので・・・)。

今年はチョコやラムネ,飴,クッキー,ミニドーナツにミニカップラーメンも混ぜてみました(笑)投げる前までは,内容は秘密にしていたので,息子達は「なんか飴があるかも!」「え!これ何?」と大はしゃぎでお菓子を拾っていました。ラーメンは好評でしたが,「おれ,塩がよかった!」と,けんかをし始めたので,最終的に話し合いで交換して,決着。今年も楽しい節分でした。

れいじーぱんだ

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