「舟を編む」その2

こんにちは。がーきんです。
前回に続いて、小説「舟を編む」なのですが、書店員さんが選ぶ「本屋大賞」を受賞して、まだまだ多くの読者を獲得していきそうです。この「舟を編む」ブームにのっかって(?)、雑誌「ユリイカ3月号」が「辞書の世界」を特集していて、思わず購入してしまいました。
「辞書を読む」「辞書を使う」「資料」の3方面から、13人ほどの筆者が記事を執筆しています。たとえば、「辞書編纂者の夢 辞書の序/跋文を読む」とのタイトルの記事を読んでみると、「辞書の序文・跋文には辞書編纂の物語が綴られており、ぜひ読んでみるべきだ」と熱く薦めています。この筆者が最も感動した序文として、「大漢和辞典」(大修館書店)を挙げ、関東大震災と戦争によって原版や編纂者を失いながらも、刊行にこぎつけたドラマについて書かれた序文を紹介しています。
辞書って文字ばっかりで、無味乾燥という印象だったのですが、そっけない外見からは想像できない個性が隠れているのを知って、にわかに興味がでてきました。

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